丸善ライブラリー<br> ジンギス・カンの国へ

丸善ライブラリー
ジンギス・カンの国へ

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  • サイズ B40判/ページ数 251p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784621050385
  • NDC分類 292.27
  • Cコード C0225

内容説明

モンゴルは、ロシアと中国の間で、ある時代には世界の雄として、またある時は被征服者として、歴史の流れの中に様々の変貌を遂げてきた。また、この遊牧と騎馬の民たちは、雄大な自然の中で独得の文化を育んできた。そして現代、世界の劇的な変動の中で、ジンギス・カンを初めとする過去の歴史の復活とともに、モンゴルは再び生まれかわろうとしている。この激動の時代に全権大使として当地に赴任した著者がつぶさに見たモンゴルの素顔を生々しく伝える。

目次

第1章 草原の国へ
第2章 歴史と文化
第3章 政治・経済事情
第4章 自然と史蹟
第5章 ペレストロイカの嵐

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナウラガー_2012

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の混血でモンゴル系)が勢力を伸ばした/【地下資源】金(1900年に露、独、仏が出資して「モンゴロイド」という会社を設立し金採掘を行っていた歴史がある)・石炭・石油・モリブデン・蛍石(レンズに使われる)・タングステンなど/【カシミア】世界のカシミアの産出量は5000トンで半分が中国、1/4がモンゴル、イラン、インドが続く。ゴビ工場は1977に日本が50億円を無償で投じて作った工場(日本が戦中に侵略を行った経緯で戦後賠償の意味の経済協力)

ナウラガー_2012

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交尾させる/去勢は牧畜の最も基本的な技術:去勢されたオスは大人しくなり、馬の場合は乗馬や荷役に安心して使えるようになるし、羊は群れが安定し去勢オスが群を誘導するようになり、肉付きも良くなる/紀元前209、冒頓単于が現れ最初の強大な遊牧民国家を作った。匈奴なども中国北部を攻めたりした。鮮卑、柔然などの国家も興ったり、552に建国した突厥はトルコ系民族で遊牧民族史上初めて自国の文字を持った民族だった(オルホン川流域から発見された突厥碑文<オルホン碑文>は代表的なもの)。10C初め契丹(モンゴルとツングース

ナウラガー_2012

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あった)。ゲルの価格は日本円で約30~50万円くらい/モンゴルで客人への最高のもてなしは羊の腰肉を岩塩で煮た茹で肉、ボーズ(肉饅頭)、自家製ソーセージなど。馬の乳は必ず馬乳酒にしてから飲む習慣(牛皮で3000回ほど攪拌して作る、カルピスは馬乳酒がヒントになっている)で、ラクダの乳を乳酸発酵したラク乳酒は脂肪分が多い/母羊の乳の出が良くなるのは草原が緑色に輝き始める6月頃でこの頃搾乳が盛んに行われるが、あまり取り過ぎると母羊の越冬能力に影響する。羊は懐妊期間が5カ月なので、前年の10、11月に

ナウラガー_2012

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シャツ、腰にはショーダクというビキニパンツ、ブーツを履く。勝負の前と勝った時には鷹が舞うしぐさをする。横綱にあたるダルファン・アヴァルガ、アルスラン(獅子)、ザーン(象)、ナッチン(鷹)などの称号がある。ゲルの組立も分解も2人の男性が一時間もあればできる。中央に鉄製のストーブ、壁に沿って水瓶、炊飯道具、ベッド、床には草原の上に直にフェルトや絨毯が敷かれる。入口から正面が主人の座、左側が客人の席、右側が家人の座る場所と習慣で決まっている(昔は正面やや左上にラマ教の仏壇、仏像、灯明が

ナウラガー_2012

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の影に隠る日本の神話を連想させる。『元朝秘史』第一巻第一節に「上天より命ありて生れたる蒼き狼ありき。その妻なる惨白き牝鹿ありき。大いなる湖を渡りて来ぬ。オノン川源流に、ブルカン山に営盤して、生まれたるバタチカン(ジンギスカンの先祖)ありき..」とあり、モンゴル人は蒼き狼の子孫と呼ばれるようになった/モンゴル相撲は日本の相撲のルーツ。13Cのジンギスカンの時代にモンゴル相撲は既に存在していた。相撲・弓術・競馬は伝統的に「男の三つの競技」と言われる。ゾトクと言われる両袖と背あてが付いた短い

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