内容説明
本書は、木質構造の第一人者である著者が、木造建築と地震に関わる多くの事例を踏まえて在来木造の特質を分析し、その耐震性向上に関わる様々な具体的提言を行ったものである。真摯に木質構造を正面から見据えた著作として、実務家、学生諸氏をはじめ広く工務店経営者の方々にとっても必読のテキスト・ブックである。
目次
木質構造は多様で一つ
地震の恐ろしさ
地震を知らない日本人
農家の建て方
なぜ農家は倒れたか
なぜ町屋は倒れたか
大工の木造とエリートの木造
耐震についての昔の考え方
重い屋根はなぜよくないか
軟弱地盤はなぜよくないか〔ほか〕