内容説明
1980年以来、イギリスの田舎の丘陵に広がる刈り入れ間近の麦畑で毎年麦が渦巻状になぎ倒され、直径1メートルから32メートルにわたる円形を形づくっていることが注目されるようになった。まるで超自然的な力が空から働いたとしか思えない。そして、この円形がいろいろな幾何学的パターンをとることが明らかになるにつれて謎は深まる一方で、UFOの着陸跡、巧妙ないたずら、気象現象といろいろな説が登場している。本書は、この研究の第一人者の『気象ジャーナル』編集長G.T.ミーデン氏がこの奇妙な現象例を紹介しながら、この円形パターンがなぜできるのかを解明する。
目次
第1章 麦畑の怪
第2章 目撃者の証言
第3章 地形と円環渦の関係
第4章 帯電渦とは
第5章 放電渦と放電球体
第6章 渦と火の玉