出版社内容情報
私たちは習慣的に衣服を着用し,その構造や性質を意識することは少ない。しかし衣服はさまざまな領域の科学技術と関連し,それらの進歩が衣服に反映されている。また形態や色・柄のような顕在的品質と,水分や熱の移動・伸縮性・縫製などの潜在的品質を有している。衣服の材料,縫製,着心地,洗たく,染色加工,染色物の消費性能,洗剤の安全性の評価と環境への考慮などのテーマを通し,衣服の構造と性質を考察。衣服に対する科学的理解を深めるとともに,資源や環境など生活に関わる諸現象を科学的な思考で捉えることを目的にした。
1.衣服の品質と表示
2.衣服および生活関連繊維製品の素材
3.染色と染料
4.縫製の科学と技術(1)-縫い合わせるとはどういうことか
5.縫製の科学と技術(2)-縫製上に発生する各種の問題
6.衣料サイズと表示
7.人の体温調節と衣服
8.衣服の着心地(1)快適な衣服内気候の形成
9.衣服の着心地(2)圧的快適性と身体拘束
10.衣服の汚れを落とす界面科学の力
11.洗たくに役立つ洗剤の知識
12.漂白・増白
13.洗剤の安全性の評価と環境への配慮
14.染色物の消費性能
15.繊維製品リサイクルの現状と課題
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