出版社内容情報
1990年代から進められている我が国の福祉改革では，社会福祉における「選別主義から普遍主義への転換」「福祉サービス供給主体の多様化」「地方分権化」「住民参加」などが推進されている。福祉政策の新しい波の中で生じる諸課題を多角的に検討することにより，福祉の供給者と利用者が連携して構築する福祉社会のあるべき姿を探った書。
１．福祉政策の特質
２．福祉政策の新たな波（１）－進む社会保障構造改革
３．福祉政策の新たな波（２）－福祉分野の分権改革
４．児童家庭福祉政策（１）－健やかな子どもの成長促進
５．児童家庭福祉政策（２）－制度、実践、利用の乖離を克服するために
６．高齢者福祉政策（１）－自律と連帯の高齢期生活保障の構築に向けて
７．高齢者福祉政策（２）－高齢者福祉の変化と高齢者の生活
８．障害者福祉政策－ノーマライゼーションの実現
９．生活保護政策－セーフティネットとしての機能
１０．地域福祉政策－住民・民間活動・行政のパートナーシップ
１１．危機管理政策－災害対応の福祉政策
１２．福祉の法律と政治
１３．社会福祉サービスの供給体制
１４．福祉の資源－財源と人材
１５．福祉政策の目標と課題
