出版社内容情報
「こわいもの」でしりとりをはじめたふたり。「うらめしや→やまんば→ばけねこ→こなきじじい」とすすむうち、いつのまにか「いじわるなさる」「るすばんのときにでんわがなった…」とちょっとムリヤリな方向に。しりとりは、ぴったりな言葉が見つかったときも楽しいけれど、ムリヤリな言葉でみんなで笑うのも楽しい。1個の言葉のイメージにひっぱられて言葉がつながっていく瞬間も楽しい。そんなしりとりの「あるある」を面白おかしく描いた、こわくて楽しい、しりとり絵本。
内容説明
こ・わ・い・もの、でしりとり!ようかい、いど、どろぼう、うらめしや、やまんば…こわいのに、わらっちゃう?きょうふのしりとりのはじまり!
著者等紹介
武田美穂[タケダミホ]
東京生まれ。絵本に『となりのせきのますだくん』(絵本にっぽん賞、講談社出版文化賞・絵本賞受賞)に始まる「ますだくん」シリーズ、『ふしぎのおうちはドキドキなのだ』(絵本にっぽん賞)、『すみっこのおばけ』(日本絵本賞読者賞、けんぶち絵本の里大賞グランプリ)(以上ポプラ社)、挿絵に『おかあさん、げんきですか。』(日本絵本賞大賞、日本絵本賞読者賞、ポプラ社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
71
しりとり絵本で、こんなに楽しいのを見たことない。絵が表情豊かだというだけではなくて、スピーディーな展開と子どもの世界らしい自在なルールが、むちゃくちゃに面白い。大人が決めたルールだったら、こんなハメはずしはありえないよね。その場の思いつきであれあれと展開するのが子どもの遊び。しりとりだけで、どんどん楽しんじゃう。終わりかけの「な」で始まり、「ま」で終わる、見開きいっぱいを使ったページが笑える。そんな季節ですよねえ。みんな経験あるもんね。そして終わり方。大人目線を感じさせないのが絶妙にイイ。さすが近作。2021/08/06
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
こわいものに関するしりとり。内容はクスッて笑ってしまって怖くはないけれど、子供にとって一番怖いのは最後のあれでしょうね(笑)。2019/11/09
くぅ
27
アレクサとしりとりがご趣味の息子。楽しかったみたい。「なんでようかいばっかりいうのー!?」と盛り上がってました。(5歳0ヶ月)2022/05/09
ヒラP@ehon.gohon
23
こわいものでしりとりという発想に引かれました。 かなり強引な、やり取りにも子どもたちの意地の張り合いのようなところが有って面白く感じました。 「※※のようかい」、「※※のおばけ」の連発が楽しく感じました。 当たり前でないしりとりに、子どもたちのアルアルを感じます。 最後は「おかあさん」で終わるのかと思った私は深読みでしたね。2019/11/26
どあら
23
図書館で借りて読了。武田さんの絵が楽しいので、大人は怖くないですね😄2019/10/14