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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蝶よ花You
55
読友さんや多くの方が称賛していたので気になり読了。これは本物だ。上っ面の知識じゃなく「能」という物自体を識れる作品。構成としては、憲人のモノローグと共に淡々と進んでいく感じですが、能と共に生きる人達の日常に密着して追いかけてあるので、ドキュメンタリー番組でも見てるかのよう。今のところ感情移入して、と言うよりも、客観的に見ている感覚なので、これから主観的に見る展開が生まれてくるのか見物です。2014/10/19
真理そら
51
『エイリアン通り』や『サイファ』で好きだった成田美名子先生にこんなテーマの作品があったとは、ということで懐かしい画風の花とゆめコミックスを読んでみることに…。2021/08/07
ヒロ@いつも心に太陽を!
29
薪能があったので久々に再読。けんちゃんがまだ「のび太」の頃だよ、なんか懐かしい〜!!!成田さんの作品にはハズレがないというか、この『花よりも花の如く』も最初から私の興味をばっちりひいてすっかり能の魅力にはまらせてくれたキッカケとなった作品のひとつ。最近のけんちゃんの恋愛模様も気になるけれど、この頃の能だけに向かっていたけんちゃんの話も、両方大好きだ!!!2012/09/03
すみの
26
未完。父方は神職、母方は能シテ方の家である主人公・榊原憲人。祖父であり師である左右十郎の内弟子となり能楽師修行中の憲人の成長物語。能は全く初めて知る世界で、決まりごとなど説明、註釈があるので助かります。弟弟子となる茶髪の楽君登場。憲人子方時代のエピソードを描いた『大人はなにかをかくしてる』まさに舞台上は拷問ですね(笑)。2017/05/01
りらこ
23
若き頃、観世流のお謡を習っていましたので、この世界にすこーしだけ親近感。特にここで使われている演目の謡は学んだものが多かったので、脳内で甦るリズム。主人公は、派手さがなくて淡々とした貴公子な雰囲気。でも心が温かくて周りを包み込む力がある。長い間正座して大丈夫なんだろうなぁとか、弓道もやってて本当に足袋がたくさん必要だろうなぁとかまぁ関係ないところばかり気になりつつ。痴漢の冤罪、私だったらこんなに冷静にいられないわ。2021/09/16