teens’ best selections<br> 森と、母と、わたしの一週間

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teens’ best selections
森と、母と、わたしの一週間

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  • サイズ 46判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591183380
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

――風によばれて、ここまで来た
わたしが、わたしになれる場所

毎日なんとなく息苦しいと感じるあなたへエールをおくる物語

友達の一言に傷つき、仕事に疲れた父親には悩みも言えず、やりきれない気持ちを抱える野々歩。通学の途中、ふと風によばれた気がして、電車に乗って向かったのは、亡くなった祖母の住んでいた町。遺産の後片づけのため、母親がしばらく家を空けて、そこにいるのだ。自分を放っておく母親への複雑な気持ちを抱えたまま、なりゆき上、母親がボランティアで関わる「森のようちえん」の子どもたちと一緒に過ごすことになる。大自然の中で力強く生きる子どもたちを目の当たりにして、野々歩も自然の美しさ、厳しさを知り、自分自身とも向き合っていく。

装画:いとうあつき

内容説明

おばあちゃんの葬式のあと、実家に残ったまま帰らぬ母。父とのなれないふたり暮らし。このところ、友だちともうまく距離をはかれない。そんなとき、風によばれた。―行こう。あの町へ。山にかこまれた小さな町で、少しずつ、野々歩の中のなにかが変わっていく―。

著者等紹介

八束澄子[ヤツカスミコ]
広島県因島生まれ。『青春航路ふぇにっくす丸』(文溪堂)で日本児童文学者協会賞、『わたしの、好きな人』(講談社)で野間児童文芸賞受賞。『明日のひこうき雲』『団地のコトリ』(ともにポプラ社)は国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ」に選出。日本児童文学者協会会員。「季節風」「松ぼっくり」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

53
殻を作っているのは自分。それを解きほぐしてくれる、子どもたちと大地。自分自身の体を使うこと、そこに身を置くこと。ここから得るものは、大きなものがありえる。また、そんな姿・思いを、大きく見守ること。それは、時には我慢することにもなるし、相手に委ねることにもなる。人は、お互い様で、影響しあうのだと思う。2024/12/14

まる子

26
中学生の野々歩はぼっちになりたくない気持ちから人に合わせ顔色をうかがう学校生活が窮屈になった。ある日、母がいる祖母の山へ行ってみようと駅のホームへ。母との気持ちのすれ違い(誤解)も相まってなんともいえない💧その山にあったのは「森のようちえん」。生き生きしている子どもたちと過ごすうち、今までの気持ちを振り返り「解き放つのは自分」だと気づき、祖母が言っていた「存分におやんなさい」に勇気をもらった。彼女の一週間は、母とのわだかまりや友達との関係から成長する期間だった👍2024/10/08

もちこ

21
コロボックルの子どもたちのパワーに圧倒される野々歩の気持ちがよく分かる。 子どもたちが生き生きと過ごしている姿、山の澄んだ空気、荒々しい自然の雨と雷の音。 まるで目の前で見ているかのような、瑞々しい描写に胸が高鳴る。 「コロボックル」では子どもたちの自主性を、大人が邪魔しない。信頼して任せて、さりげなくフォローする。 子どもを守るって、そういうことなのだと思う。 自分もひとりの親、ひとりの大人として、子どもたちにのびのび過ごせるような守り方をしたいと思った。2024/09/25

信兵衛

19
本作に登場する<森のようちえん-コロボックル>の子どもたちの活発さ、自立性は驚くほど、羨ましくなるほどです。 教育とは何を目指すのか、頭でっかちばかりで良いのか、とつい考えさせられてしまいます。2024/11/24

ときわ

12
これは児童書なんだよね?これを読んで感動したり、私もそう思うとかいう児童はいるんだろうか。こんな理不尽な親のことをどう思えって・・・・。テーマは良いと思うんだ。この母は苦しんでる。何とかしようともがいてる。娘のことをほっといて。自分の母親(娘には祖母)にも、娘にも罪悪感を持って。だったら母の側から書いて欲しかった。もがいた末に何とか何か抜け出せたようだ。そこは良かったと思う。2025/01/06

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