イギリス憲法の原理―サッチャーとブレアの時代の中で

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イギリス憲法の原理―サッチャーとブレアの時代の中で

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  • サイズ A5判/ページ数 292,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784589021755
  • NDC分類 323.33
  • Cコード C3032

内容説明

本書は現代イギリス憲法の変動過程について、特にサッチャー政権の時代を中心にして、近代イギリス憲法の諸原理、とりわけ「国会主権」と「法の支配(特にそのコロラリーとしての市民的自由)」の原理が動揺して、その代わりに「成文硬性憲法典」の制定や「人権概念」の導入が言われて、実際にもブレア政権下で一部実現していく、その過程を追うものである。

目次

第1章 1998年人権法とイギリス憲法原理
第2章 近代イギリス憲法の特質とその現代的課題―社会の中の近代憲法
第3章 「近代イギリス憲法批判」の批判的検討―サッチャーの統治から見る近代イギリス憲法の特質
第4章 サッチャーの統治と1980年代の憲法政治―炭鉱ストに見る戦後合意の解体と新自由主義
第5章 現代イギリスにおける集会・集団行進の自由
第6章 イギリスの選挙制度―小選挙区制下の「議会制民主主義」
第6章補説 アイルランドの選挙制度
第7章 北アイルランド和平と「共生の憲法」の実験―民主主義と権限分有、人権とその司法的保障