外濠の近代―水都東京の再評価

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外濠の近代―水都東京の再評価

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588786105
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C3052

出版社内容情報

江戸城の要害としての役割を失った外濠・神田川の変容を、河岸地ごとの機能、土地所有の形態、水辺空間に対する意識とあわせて追究。近代東京において、江戸城の要害としての役割を失った外濠・神田川は、いかなる変容をとげたか。本書は、四谷御門から牛込御門を経由し水道橋に至る区間を対象に、郭内と郭外、水路としての機能の有無による河岸地ごとの性格と役割の差異、法制度とともに変わる土地所有の形態を明らかにする。また、河岸地に生きた人々を軸に、時代と社会の水辺空間に対する意識の変化も考察する。

  はじめに



第1章 東京と外濠──水都へのアプローチ

  1 江戸東京の水辺

  2 外濠の水辺空間を読む

  3 水辺研究の歩み 

  4 研究方法と本論の構成



第2章 外濠の土手空間──その管理と制度

  1 はじめに

  2 幕府による管理と土手空間の多様性

  3 都市計画のなかの外濠

  4 まとめ──近代へ引き継がれた外濠の意味



第3章 近代河岸地の成立と展開I──堀端から河岸地へ〈神楽河岸・市兵衛河岸〉

  1 はじめに

  2 河岸地の復元とその空間構造

  3 河岸地編入以降の展開

  4 まとめ──河岸地のフレームと水辺の人々



第4章 近代河岸地の成立と展開II──明治生まれの水辺のまち〈飯田河岸〉

  1 はじめに

  2 飯田河岸の復元とその形成過程

  3 河岸地の発展

  4 まとめ──土手に築かれた水辺のまち



第5章 「御郭の土手」の変容──鉄道敷設事業と水辺空間

  1 はじめに

  2 土手空間と鉄道路線決定の経緯

  3 開かれる外濠

  4 周辺住民による土手空間の改変

  5 まとめ



第6章 外濠とまちI──河岸地拝借人からみた地域の変容

  1 はじめに

  2 水路に寄り添うまち〈隣接型〉

  3 水辺を介して繋がる周辺の地〈近傍・遠隔型〉

  4 まとめ



第7章 外濠とまちII──濠の環境からみる山ノ手の土地と人

  1 はじめに

  2 土地所有の動態と地域の再編

  3 水辺のまちの土地利用

  4 まとめ



結 章 城郭から水辺へ──地域をかたちづくる都市の水筋



  初出一覧

  あとがき

高道 昌志[タカミチ マサシ]
著・文・その他

内容説明

江戸城の要害としての役割を終えた外濠は、近代以降いかに変容したか。郭内と郭外、水路としての機能の有無による河岸地ごとの性格と役割の差異、法制度の変遷に伴う土地所有形態の変化を明らかにし、河岸地に生きた人々を軸に、時代と社会の水辺空間に対する意識の変容を追う。

目次

第1章 東京と外濠―水都へのアプローチ
第2章 外濠の土手空間―その管理と制度
第3章 近代河岸地の成立と展開1―堀端から河岸地へ(神楽河岸・市兵衛河岸)
第4章 近代河岸地の成立と展開2―明治生まれの水辺のまち(飯田河岸)
第5章 「御郭の土手」の変容―鉄道敷設事業と水辺空間
第6章 外濠とまち1―河岸地拝借人からみた地域の変容
第7章 外濠とまち2―濠の環境からみる山ノ手の土地と人
結章 城郭から水辺へ―地域をかたちづくる都市の水筋

著者等紹介

高道昌志[タカミチマサシ]
1984年富山県生まれ。2008年法政大学工学部建築学科卒業。2016年法政大学大学院デザイン工学研究科建築工学博士後期課程修了。博士(工学)。法政大学江戸東京研究センター研究補助員、ならびに一般社団法人千代田まちづくりプラットフォーム社員。2012年から地域活動「外濠市民塾」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アメヲトコ

3
今も中央総武線に印象的な車窓を提供してくれる東京外濠。かつての近世城郭の一部が、多様な都市活動が展開される水辺へと転換していく過程を追った一冊。飯田橋近辺の水辺が、地理的には互いに近接していても、ちょっとした初期条件の違いによって異なる展開を見せるところが面白いです。土地の拝借・所有の台帳が主要な史料ですが、今後はより詳細な実態に迫る史料の発掘が期待されるところ。2018/04/03

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