出版社内容情報
「人材」とは何か。「人材育成」の歴史・課題・方法を簡素に展望し,現代社会のとくに職業人材育成の実際と問題に及ぶ。キャリア自主管理時代の期待に応えるテキスト。
内容説明
「人材」とは、人を「木石」扱いすることではない。ともに神聖なる場所の意を持つ「木」と「才」は、「立派な人」「優れた素質」のことだ。人類社会が古来営々と追求してきた「人材育成」の歴史・課題・方法を簡潔に展望し、現代社会の生涯学習組織=経営組織における人的資源管理と人材育成の実際に及ぶ。職業教育の重要さ、疑問をもつこと・やる気の大事さなど、個人のキャリア形成への助言も豊富に収める。全国初の法政大学キャリアデザイン学部が、キャリア自主管理時代の強い期待に応える、教科書シリーズ第一作。
目次
「キャリア開発」と「人材育成」
教育、学習、啓発、育成
疑問の習慣
組織経営と人材育成
仕事の組織の中での人材育成
やる気(モラール)とやる気おこし(モチベーション)
人を育てるチームワークとリーダーシップ
生涯学習組織における人的資源管理
外国の職業人材育成の歴史
日本の職業人材育成の歴史
現代の経営組織と人材育成
生産職・サービス職・専門職の人材育成
ホワイトカラーの人材育成
ベテラン層や経営リーダー層の人材育成
著者等紹介
川喜多喬[カワキタタカシ]
1948年、大阪府生まれ。東京大学文学部社会学科卒、東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学、76年茨城大学講師のち助教授、83年、東京外国語大学助教授、アメリカ遊学ののち90年、法政大学経営学部教授のち大学院社会科学研究科経営学専攻教授兼任。98年イギリス遊学ののち03年法政大学キャリアデザイン学部教授。04年より同大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻教授兼任
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