出版社内容情報
イギリス人類学の最新の成果を盛り込みつつ,日本の民族誌的事例を豊富に取り上げ,異文化としての日本,他者としての自己について考える機会を提供する好入門書。
目次
世界を見る
嫌悪・禁断・絶句
贈答・交換・互酬性
儀礼
象徴体系としての社会
美と賜物、宝と戦利品
宇宙論(宗教・呪術・神話;妖術・シャーマニズム・シンクレティズム)
法律・秩序・社会統制
政治の技法
家族・親族・結婚
経済と環境
著者等紹介
ヘンドリー,ジョイ[ヘンドリー,ジョイ][Hendry,Joy]
英国の人類学者。現在、オックスフォード・ブルックス大学人類学部教授。同大学ヨーロッパ日本研究センター初代所長。英語圏における人類学的日本研究の第一人者として知られる
桑山敬己[クワヤマタカミ]
1955年東京生まれ。78年、東京外国語大学英米語学科卒業。82年、同大学大学院地域研究科修士課程修了。89年、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院人類学部博士課程修了(Ph.D.)。米国ヴァージニア・コモンウェルス大学助教授を経て、現在、創価大学文学部社会学科教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨシツネ
1
入門書という感じ2018/05/17
ROBART
1
好著2010/06/13
こずえ
0
文化人類学をしるのに。日本についても結構書いてあるのでおもしろい
ネオおしりいぬ
0
かなり駆け足だけど、植民地支配のツールとして発達した人類学自体の歴史や現在的な意味にも触れられていて面白い。 日本の事例が多いので分かりやすいし、訳者による補足もかゆい所に手が届く感じ。2013/01/17
風見草
0
タブーや儀礼、象徴体系や親族制度など一通りの項目について、未開社会だけでなく現代の先進国の文化も視野に入れて記述した入門書です。また、西欧以外の例としてしばしば日本を取り上げているのも本書の特徴です。文化人類学の入門としてお勧めできる内容です。