内容説明
“空間”から“場所”へ。都市をめぐり氾濫するナラティヴのなかに、人文知に基づく都市社会学を切りひらく論集。市場論理と交換価値に支配された“空間”に対し、多層的ネットワークに基づいた豊穣な“場所”を取り戻すための社会的・文化的挑戦とは。
目次
空間から場所へ
第1部 場所の位相(景観の場所、場所の景観;脱場所化と再場所化;創発する場所)
第2部 都市空間の基層(都市民俗の水脈;コミュニティとボランタリー・アソシエーションの間;地域コミュニティの「現在」―ジャカルタのカンポンの事例;ローカル鉄道の「空間」と「場所」;ローカル・イニシアティヴの方向性)
著者等紹介
吉原直樹[ヨシハラナオキ]
1948年生まれ。東北大学名誉教授、大妻女子大学社会情報学部教授。社会学
堀田泉[ホッタイズミ]
1949年生まれ。近畿大学総合社会学部教授。社会学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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