内容説明
“場所”から“空間”へ。都市をめぐるナラティヴの変容を跡づけ、来たるべき都市社会学のありようを探る論集。グローバル化する世界において、歴史性やアイデンティティに依拠する“場所”を無化して現れたポストモダン的“空間”の諸相とは。
目次
場所から空間へ
第1部 都市空間とモダニティ(グローバル化と空間の機制;情報化と乖離する世界―マニュエル・カステルThe information age trilogyの検討;リスクのなかの都市空間―ニューヨークを中心として;モビリティとセキュリティの空間)
第2部 ゆらぐ都市的世界(ポスト福祉国家・シティズンシップ・参加;都市空間と文化変容―場所のナラティヴをめぐる相克;都市と相互作用の世界)
著者等紹介
吉原直樹[ヨシハラナオキ]
1948年生まれ。東北大学名誉教授、大妻女子大学社会情報学部教授。社会学
堀田泉[ホッタイズミ]
1949年生まれ。近畿大学総合社会学部教授。社会学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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