出版社内容情報
実在する四つのレストランをフィールドに,客・コック・経営者の織りなすドラマを社会学的.民族誌学的に分析する。グルメブームの舞台裏に迫る興味つきない研究。
内容説明
レストランの厨房をフィールドに、“客×コック×経営者のドラマ”を社会学的・民族誌学的に分析してグルメブームの舞台裏に迫る。
目次
第1章 厨房の生活
第2章 コックの時間
第3章 厨房―場と空間
第4章 料理の共同体
第5章 経済とコック
第6章 美的制約
第7章 厨房におけるディスコースの美学
第8章 組織と、厨房生活の美学
補遺 厨房の民族誌学
著者等紹介
ファイン,ゲイリー・アラン[Fine,Gary Alan]
1950年、アメリカ、ニューヨークに生まれる。ペンシルヴァニア大学で心理学を学ぶ。小グループと文化の関わりを研究し、ハーヴァード大学で社会心理学の博士号を取得。ボストン大学講師、ミネソタ大学助教授、ジョージタウン大学教授を経て、’97年よりシカゴのノースウェスタン大学教授。著書に「うわさの心理学」(共著,’76年)、「共有された幻想」(’83年)「社会学を語る」(’85年)「第二シカゴ学派?」(編著,’95年)ほか多数。シカゴ在住
藤沢美枝子[フジサワミエコ]
中央大学非常勤講師。共訳にオキーフ『盗まれた稲妻―呪術の社会学』(法政大学出版局)がある
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