出版社内容情報
イギリス産業革命の推進力には、貧困状態にある多くの子どもたちの労働が含まれていた。研究史上これまで見過ごされてきた、617人にも及ぶ労働者たち自身による膨大な自伝資料・回想録を初めて徹底的に統計調査することで、過酷な重労働に従事した労働者階級の人々の個人的な物語と、その家族生活、親族関係、職業継承、徒弟制度、学校教育をめぐる歴史的な事実を明るみに出した画期的研究。
内容説明
イギリス産業革命の推進力には、貧困状態にある多くの子どもたちの労働が含まれていた。研究史上これまで見過ごされてきた、617人にも及ぶ労働者たち自身による膨大な自伝資料・回想録を初めて徹底的に統計調査することで、過酷な労働に従事した労働者階級の人々の個人的な物語と、その家族生活、親族関係、職業継承、徒弟制度、学校教育をめぐる歴史的な事実を明るみに出した画期的研究。
目次
第1章 序論
第2章 史料、モデル、コンテクスト
第3章 家族
第4章 世帯経済
第5章 家族関係
第6章 広範な親族
第7章 仕事の開始
第8章 仕事
第9章 徒弟制度
第10章 学校に行く
第11章 結論
著者等紹介
ハンフリーズ,ジェーン[ハンフリーズ,ジェーン] [Humphries,Jane]
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)経済史部門の百周年記念教授。オックスフォード大学名誉教授。オール・ソウルズ・コレッジ、フェロー。専門は労働史、家族史、ジェンダー経済学など。著書『イギリス産業革命期の子どもと労働』は2011年にアメリカ経済史学会のジェルジ・ラーンキ賞を受賞。国際フェミニスト経済学会(IAFFE)の創設メンバーであり同学会の会長(1999‐2000年)、イギリス経済史学会(EHS)の会長(2010‐2013年)、アメリカ経済史学会(EHA)名誉副会長(2013‐2014年)を歴任した
原伸子[ハラノブコ]
九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。法政大学経済学部教授。大原社会問題研究所所長(2012~15年度)
山本千映[ヤマモトチアキ]
一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。大阪大学大学院経済学研究科教授
赤木誠[アカギマコト]
一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。松山大学経済学部准教授
齊藤健太郎[サイトウケンタロウ]
ケンブリッジ大学大学院博士課程修了。PhD(History)。京都産業大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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