パイプラインの政治経済学―ネットワーク型インフラとエネルギー外交

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  • サイズ A5判/ページ数 287p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588645426
  • NDC分類 568.09
  • Cコード C3033

出版社内容情報

大陸間のネットワーク型インフラ、パイプライン。巨大な動脈で石油や天然ガスがどう運ばれているか、エネルギー外交の動向を分析。

内容説明

いまや地球規模で大陸間に伸び拡がるネットワーク型インフラ、パイプライン―この巨大な動脈で、石油や天然ガスがどのように輸送されているのか、エネルギー資源の生産と貿易、購入と利用はどのような現状にあるのか、国境を越えるインフラが、とくにロシアのエネルギー外交戦略および国際政治にどういう影響を与えているのか。パイプラインの多角的分析を通じて、グローバル化の問題構造を根底から照射する労作。

目次

序章 パイプラインをどう分析するのか(ネットワーク型インフラの理論;パイプライン問題を分析する論点)
第1章 大規模石油ガス会社の現状(世界の石油・ガス埋蔵量;世界の石油・ガス生産量 ほか)
第2章 石油パイプライン(トランスネフチとは;ロシアの石油輸出ルート ほか)
第3章 ガスパイプライン(ガスプロムの概要;ガスプロムのパイプライン戦略 ほか)
終章 エネルギー外交の現在(パイプラインの「両義性」:政治経済分析の必要性;「擬似会社国家」の成立:経済原理の優位 ほか)

著者等紹介

塩原俊彦[シオバラトシヒコ]
日本経済新聞社、朝日新聞社(モスクワ特派員)を経て、2000年から高知大学准教授。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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人生ゴルディアス

2
著者は、ガスプロムとロシア政府は一体のように見えても、私企業と政府だから利害が対立するのでその視点を忘れてはならないとしているが、なんとなく、まじで?と思ってしまう。というかまだユーコスが生きてる頃のデータが中心になってるので、当時はそう言う雰囲気だったのかな。あと、BPがあっちこっちに出てきて、強いなあと感じる。データ類はよくこんなに調べたなと驚嘆するのだけれど、そこから先が無いというか、弱い……。とはいえパイプラインに関する書籍なんてのは本当に少ないので、貴重な存在ではある。2020/03/12

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