出版社内容情報
生存権原理とともに社会連帯原理の基底的性格を踏まえて,所得・高齢・障碍・失業・労災・健康・住宅等の社会保障法の現状を追究し,国際社会保障法の問題に及ぶ。
内容説明
生存権原理と並立すべき〈社会連帯原理〉の基底的性格を論証し、所得・高齢・障碍・失業・労災・健康・住宅等々の社会保障法の構造を明らかにして問題点を究明、合わせて立法的提言をも行う。さらに国際化と世界社会形成の時代における国際社会保障法の現状とわが国の対応を論ずる。
目次
第1部 総論(社会保障法学方法論;社会保障法の基本原理;―生存権と社会連帯原理の二重原理性;社会保障の法体系論)
第2部 各論(所得保障法の基本原理と体系;健康保障法の基本原理と体系;住宅保障法の基本原理と体系)
第3部 国際社会保障法論(国際社会保障の諸側面;「連携」についての国際規範;わが国における社会保障法の連携の現状と課題;生存権の人類普遍性)