法政大学現代法研究所叢書
社会と主権

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  • サイズ A5判/ページ数 324p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588630385
  • NDC分類 321.234
  • Cコード C1331

内容説明

現代法研究所プロジェクト「社会と主権」(二〇〇九~二〇一三年)の締めくくりとなる成果報告。関係者がそれぞれの関心分野より執筆ないし報告している。

目次

第1部 公的空間の基盤と構成をめぐる法思想(19世紀ドイツ国法学における公権の概念について―選挙権論を中心として;美濃部達吉とイェリネク―法理論の継受とその背景;市民社会と教養/人格教育―ヘラーのシュタイン受容;ヤスパースにおける「哲学すること」の法哲学的含意;ハンナ・アーレントにおけるプラトンの法思想批判)
第2部 政策論から見た「市民社会」の思想史(現代の政策概念としての「市民社会」の歴史的位置―現代コミュニティ政策論の観点からの整理;歴史から見たドイツ市民社会と市民参加;公民的保守主義におけるコミュニティ・市場・市民社会―ディビット・G.グリーンの市民社会論を中心にして;分節政治理論における市民的人間型)
第3部 現代社会の課題に向けて(教養が啓蒙の理念と同様に明るい未来を約束しないなら、もはや我々は教養を諦めるべきなのか;メメント・モリ・2011・3・11―日本国憲法における“死者”の憲法哲学的位置づけ、または、大地性;Suspicions and Contributions on Civil Society theories from Feminism and Gender arguments;Influence of Social Media on Japanese Society and Law)

著者等紹介

大野達司[オオノタツジ]
法政大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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