内容説明
国際関係―それは「人間」の関係である。国家のあり方を根底から揺るがしたグローバル化の混迷と悲劇を乗り越えるには?「今ここ」に生きる一人の人間を出発点に、国際関係の新たな可能性を照らし出す。
目次
第1部 グーバル化と人間存在の変容(アメリカニゼーションとアメリカの「民主化支援」;「対テロ戦争」の兵士と家族;イランと米国―「文明間の対話」論をめぐって;新自由主義的グローバル化と福祉政策の衰退/再建;グローバリゼーションとアフリカの人々の暮らし―構造調整政策の影響を中心に;負債の生政治―グローバルな債務関係についての一考察)
第2部 人間存在の変容と国際関係の再編成(グローバル化と安全保障パラダイム転換―ガバナンスを問う安全保障観の形成過程;平和構築と紛争予防ガバナンス―東ティモールの治安部門改革(SSR)を事例として
子どもの権利と子どものための国際レジーム
インターネットの国際的な管理
旧ユーゴスラヴィアの終焉と人間存在の変容)
著者等紹介
初瀬龍平[ハツセリュウヘイ]
1937年生。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。神戸大学名誉教授、京都女子大学客員教授。国際関係論
松田哲[マツダサトル]
1968年生。神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得退学。京都学園大学教授。国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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