オーストリア=ハンガリーとバルカン戦争―第一次世界大戦への道

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オーストリア=ハンガリーとバルカン戦争―第一次世界大戦への道

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  • サイズ A5判/ページ数 344,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588625152
  • NDC分類 234.6
  • Cコード C3022

内容説明

1914年7月、オーストリア=ハンガリー(ハプスブルク帝国)のセルビアへの宣戦布告によって、第一次世界大戦の火ぶたが切って落とされた。戦渦は瞬く間に広がり、ヨーロッパのほとんどの国家、さらにはアメリカ、日本などを巻き込んで「世界戦争」へと発展していった。この戦争の直接的な原因はサラエヴォ事件であったが、なぜオーストリア=ハンガリーは軍事的手段に訴えたのであろうか。本書は各国の外交書や膨大な未公刊一次資料を駆使して、二度のバルカン戦争を経たオーストリア=ハンガリーが諸「大国」との協調路線から軍事力依存の外交政策へと転じてゆく過程を、世界の火薬庫といわれたバルカン半島の歴史的背景を踏まえながら詳細に描きだす。

目次

序章 第一次世界大戦、バルカン戦争、ハプスブルク帝国
第1章 ハプスブルク帝国の政治制度とバルカン政策(一八六六~一九一二年)
第2章 第一次バルカン戦争とセルビアのアドリア海進出問題
第3章 モンテネグロとアルバニア北部
第4章 ブルガリア=ルーマニア間の国境線問題―第二次バルカン戦争前史
第5章 バルカン同盟の崩壊―反ブルガリア同盟の成立
第6章 第二次バルカン戦争
第7章 ハプスブルク帝国対セルビア―一九一三年「一〇月危機」
終章 第一次世界大戦への道

著者等紹介

馬場優[ババマサル]
1967年、宮崎県生まれ。1993年、愛媛大学大学院法学研究科修士課程修了。1993年、大阪市立大学大学院法学研究科後期博士課程入学(2001年、単位修得退学)。1997~99年、オーストリア政府給費留学生としてウィーン大学東・南東ヨーロッパ研究所(現、東欧史研究所)に留学。2003年、博士(法学)。立命館大学、龍谷大学、奈良産業大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えそら

5
ハプスブルク帝国の外交官ベルヒトルト(第一次大戦時は外相)の対応を中心に、第一次バルカン戦争から大戦勃発までの時代を丁寧に描いている。二度のバルカン戦争の期間、大国の協調によって安定を維持しようとしたベルヒトルトがバルカン諸国の身勝手な領土欲と大国の力関係の中での機能不全から次第に武力による強硬路線へと変化していく様子が克明に説明されている。膨大な外交文書をよくぞ書籍化してくださったという良書。2018/01/28

lico

4
ハプスブルク帝国のバルカン政策をまとめた本。大国同士でいがみ合い、小国は小国で好き勝手に動いていたと言う印象を持った。 ロシアやオーストリア等の大国だけでなく、バルカン同盟諸国のような小国にも注目しており、(オスマン帝国以外の)バルカン情勢がよくみえてくる。オスマン帝国の凋落とセルビアの躍進を見て、次のオスマン帝国は自分達だと恐れたことがサラエボ事件の際の強硬路線へと導いたことが丁寧に描かれている。 穏健派だった皇太子の死が引き金となって強硬派が勢いずく構図はどことなく日韓併合を思い出しました。2014/06/04

Hydroxideminus

1
第一次世界大戦直前に起きた二度のバルカン戦争がいかにしてオーストリア=ハンガリーにとって不都合で国際協調に基づく平和的な外交政策から戦争も辞さない強硬なものに変質していったのかがわかる。 とにかくこの本の主役に位置づけられる外相ベルヒトルトとその他外交官たちの心労は察するに有り余る……誰も彼も思い通りに動いてくれたら苦労はしないよなって2022/10/15

kk

0
第一世界大戦前夜のバルカンの利権をめぐる欧州国際関係が丁寧に概説されている好著。社会科学系の博士論文をいかにして手堅く書くべきかという観点からも非常に参考になる1冊であった。2014/06/18

ての字

0
再読要2010/06/08

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