出版社内容情報
エリツィン時代までの金融危機,環境問題,中央アジアの変動等々を,国際関係も含めて総合的に考察し,移行期にあるロシアが今後抱えてゆく多くの課題を指摘する。
内容説明
ロシアはどこへ行こうとしているのか?20世紀、劇的に変化し続けてきたロシアは、エリツィンからプーチンへの権力移行期にあって、多くの困難を抱えつつ新たな変容を迫られている。本書は、エリツィン時代までの金融危機、環境問題、中央アジアの変動等々を、国際関係も含めて総合的に考察、二一世紀ロシアの課題を提起し、日ロ関係の方向を示唆する。
目次
1 エリツィン時代の終わり(エリツィン時代の終焉とロシアの自己決定;エリツィンからプーチンへ―ミレニアムの政治転換;エリツィン時代のロシア経済)
2 エリツィン時代のロシア・CIS(ロシア金融危機の政治経済学;移行期ロシアの環境―エコロジー状況と環境行政;中央アジア―地理と歴史の視覚から見たポスト・ソ連の政治発展;中央アジアの地域構造と国際関連の変動;CIS論争)
3 ロシアの未来(ロシアに未来はあるか?)
著者等紹介
下斗米伸夫[シモトマイノブオ]
1948年札幌市に生まれる。東京大学法学部卒。現在、法政大学法学部教授、前朝日新聞客員論説委員
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