内容説明
マルティニック島出身の黒人、詩人にして政治家だったセゼールが西欧植民地主義の功罪を問う。ネグリチュード(黒人性)の思想を通じて見たヒューマニズムとは。
目次
エメ・セゼールは語る
対談を終えて―エメ・セゼール小論
文化と植民地支配
著者等紹介
セゼール,エメ[セゼール,エメ][C´esaire,Aim´e]
1913‐2008。フランス領マルティニック島の詩人、政治家。フランス語圏黒人運動の草分け的存在。ネグリチュードの代表的詩人。マルティニック県選出国会議員、フォール=ド=フランス市長として長らくマルティニック政界を主導
ヴェルジェス,フランソワーズ[ヴェルジェス,フランソワーズ][Verg`es,Francoise]
1952‐。インド洋のフランス領レユニオン島出身の政治学者(パリ生まれ)。ロンドン大学教授。2009年より「奴隷制の記憶と歴史のための委員会」委員長
立花英裕[タチバナヒデヒロ]
1949年生まれ。フランス語圏文学専攻、早稲田大学教授
中村隆之[ナカムラタカユキ]
1975年生まれ。東京外国語大学大学院総合国際学研究院リサーチ・フェロー、フランス社会科学高等研究院客員研究員。専攻はフランス語圏文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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