サン=ジョン・ペルスと中国―“アジアからの手紙”と『遠征』

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サン=ジョン・ペルスと中国―“アジアからの手紙”と『遠征』

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  • サイズ 46判/ページ数 480p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588490385
  • NDC分類 951
  • Cコード C1098

出版社内容情報

1887年仏領グアドループに生まれ、1910年代にはフランス本国の外交官として中国に赴任、長編詩『遠征』が国際的に激賞されるもまもなく詩作を封印し、第二次大戦前にはミュンヘン会談に臨席。戦後にノーベル賞を受賞、近代カリブ海文学の父とみなされたこの詩人の生涯はしかし、ある特異な自己神話化に彩られていた。とくに中国時代の手紙や初期詩篇を紹介し、詩人の全容を初めて浮き彫りにする労作。

内容説明

カリブ海の記憶と二度の世界大戦、アジア大陸の砂漠で詩人は何を夢見たか?1887年仏領グアドループに生まれ、1910年代にはフランス本国の外交官として中国に赴任、長編詩『遠征』が国際的に激賞されるもまもなく詩作を封印し、第二次大戦前にはミュンヘン会談に臨席。戦後にノーベル賞を受賞、近代カリブ海文学の父とみなされたこの詩人の生涯はしかし、ある特異な自己神話化に彩られていた。とくに中国時代の手紙や初期詩篇を紹介し、詩人の全容を初めて浮き彫りにする労作。

目次

序章 亡命
第2章 “アジアからの手紙”―中国時代のアレクシ・レジェ
第3章 『遠征』
第4章 サン=ジョン・ペルスの“中国”
終章 サン=ジョン・ペルスの現在
エピローグ サン=ジョン・ペルスの墓

著者等紹介

恒川邦夫[ツネカワクニオ]
1943年生まれ。東京大学博士課程中退。ソルボンヌ(パリ第3)大学文学博士。一橋大学名誉教授。華中師範大学(中国湖北省、武漢市)客員教授。ポール・ヴァレリー、仏語表現アフリカ文学、カリブ海のクレオール語文学の研究者。著訳書のほか日本語、仏語の雑誌論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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スミス市松

10
サン=ジョン・ペルスを名乗る前、アレクシ・レジェという名の外交官として北京公館に勤務していた頃に彼は二つのテキストを書き残した。一つは『遠征』という詩。同時代の作品群からは明らかに超越し、いかなる歴史的・地理的関連性ももたず〈西方〉へ脱出する英雄の〈夢〉を歌った前進の叙事詩。もう一つは〈アジアからの手紙〉。友人たちや母に送った言葉の節々には、レジェの人間に対する鋭い観察眼と現在の中国の隆盛をも予見する洞察力が窺える。だが、これらのテキストは後年の詩人自身による〈自己神話化〉の演出道具として利用されていく。2020/11/21

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