内容説明
視覚的表象と文学言語とのインターテクスチュアリティを問い直し、“視覚文化論”の可能性を探る。
目次
文学からの視覚文化論に向けて
第1部 歴史のなかの絵画(顔と服装と人種―イギリス人は異人種をどう描いたか;“沈黙した身体”を視るまなざし―一九世紀視覚文化の一考察)
第2部 文学と絵画―アール・ヌーヴォーからポストモダンへ(世紀末ウィーンの思想と芸術―グスタフ・クリムトの幻の絵画をめぐって;“目の失敗”の物語―ウォレス・スティーヴンズとハワード・ホジキン)
第3部 物語の絵画化(絵で語るということ―信貴山縁起絵巻について;『源氏物語』のマンガ化―古典をマンガ化するとはどういうことか)
著者等紹介
庄司宏子[ショウジヒロコ]
1961年生まれ。お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科比較文化学専攻単位取得。現在、成蹊大学文学部教授。専門はアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。