内容説明
『エセー』の著者ミシェル・ド・モンテーニュが約一年半をかけてヨーロッパ諸国を実見した記録である『旅日記』の行程をつぶさに追い、ルネサンス期の文化・自然・都市の風景を再構成する。図版多数。
目次
序章 モンテーニュとその時代
第1章 旅の始まり―フランス東部の旅(シャンパーニュ、ロレーヌ)
第2章 スイス、ドイツの旅―ミュルーズからボルツァーノまで
第3章 イタリアの旅―トレントからローマまで
第4章 ローマ滞在記―憧れの都に逗留
第5章 ロレート参詣と湯治日記―ローマからロレートを経てルッカへ
第6章 トスカーナ巡遊、そして旅の終わり―ルッカからローマ、一路帰国の途に
第7章 帰国後のモンテーニュ―『エセー』出版と市長選任をめぐって
終章 モンテーニュと“旅”
著者等紹介
斎藤広信[サイトウヒロノブ]
1943年宮城県生まれ。東北大学大学院修士課程修了。日本女子大学名誉教授。十六世紀フランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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