文体の論理―小林秀雄の思考の構造 (新装版)

個数:

文体の論理―小林秀雄の思考の構造 (新装版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月17日 02時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588436086
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1081

出版社内容情報

〈逆説〉と〈印象批評〉によって知られる批評家・小林秀雄を,日本の伝統的思考のすぐれた体現者とみなし,その文体を〈ことば自体〉の構造として分析・検討する。

内容説明

「どんなに正確な論理的表現も、厳密に言へば畢竟文体の問題に過ぎない」(『Xへの手紙』)という小林秀雄自身の文章の構造を、思考運動の二元的対立を表わすベクトル記号を用いて詳細に分析し、そこに日本的思想に特有の思考のモデルを発見する異色の文体論。小林の批評文に特徴的な「思考の飛躍」と「印象批評」に詩と批評の対立構造を読みとり、言葉の背後に隠された「論理」を浮彫にする。

目次

第1章 「詩」と「批評」(「詩」と「批評」とは等価である;「批評」についての小林秀雄の動揺;記号による分析方法について;小林秀雄の逆説)
第2章 「現実」と「観念」(「現実」と「観念」とはたがいに相対的である;「突然」ということばの思想的意味;何が「見えて来る」のか;小林秀雄の〈観念〉)
第3章 小林秀雄の思考の構造の分析(分析の方法;思考運動のモデル1;モデル1の解釈;『志賀直哉』論における困難;思考運動のモデル2;モデル2における〈観念〉発見の運動;典型的でない文章の分析)
第4章 『当麻』の構造の分析(前半における二つのモデル1;後半における二つのモデル2;分析結果を考える)
第5章 小林秀雄の思考の構造の意味