出版社内容情報
7編のベートーヴェン論、F.リスト論、「オペラの使命について」などの演劇論を集成。ワーグナーのロマン主義芸術への格好の導入。一八七〇年の生誕百年祭を機に書かれた「ベートーヴェン」をはじめ、この〈奇跡の巨匠〉をめぐって記された7編の論考に加え、神話劇への思考実験「ヴィーベルンゲン」、「フランツ・リストの交響詩について」、演劇論「オペラの使命について」「俳優と歌手について」を集成。ワーグナーをドイツ・ロマン主義思想史のうちに位置づける巻末解説、池上純一「美を超えて目覚めるもの」を付す。
ベートーヴェンの《第九交響曲》によせて 【松原良輔 訳】
ベートーヴェンの《エロイカ交響曲》 【松原良輔 訳】
ベートーヴェンの序曲《コリオラン》 【松原良輔 訳】
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲嬰ハ短調(作品一三一) 【松原良輔 訳】
一八四六年にドレスデンで行なわれたベートーヴェン《第九交響曲》の演奏会についての報告(『わが生涯』からの抜粋)、および曲目解説 【松原良輔 訳】
ベートーヴェンの《第九交響曲》を演奏するために 【松原良輔 訳】
ベートーヴェン 【池上純一 訳】
ヴィーベルンゲン──伝説に発した世界史 【池上純一 訳】
フランツ・リストの交響詩について(マリー・ヴィットゲンシュタイン宛て書簡) 【山崎太郎 訳】
オペラの使命について 【山崎太郎 訳】
俳優と歌手について 【三光長治・池上純一 訳】
【解説】
美を超えて目覚めるもの──論文『ベートーヴェン』とワーグナーの芸術哲学 【池上純一】
リヒャルト・ワーグナー[ワーグナー リヒャルト]
著・文・その他
三光 長治[サンコウ ナガハル]
監修/編集
池上 純一[イケガミ ジュンイチ]
翻訳
松原 良輔[マツバラ リョウスケ]
翻訳
山崎 太郎[ヤマザキ タロウ]
翻訳
内容説明
“奇跡の巨匠”をめぐって書き継がれた論考群、神話劇への思考実験、演劇論を集成。ロマン主義芸術思想への格好の導入!『ベートーヴェン』、『ヴィーベルンゲン』、『オペラの使命について』、『俳優と歌手について』ほかを収録。池上純一「美を超えて目覚めるもの」を付す。
目次
ベートーヴェンの“第九交響曲”によせて
ベートーヴェンの“エロイカ交響曲”
ベートーヴェンの序曲“コリオラン”
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲 嬰ハ短調(作品一三一)
一八四六年にドレスデンで行なわれたベートーヴェン“第九交響曲”の演奏会についての報告(『わが生涯』からの抜粋)、および曲目解説
ベートーヴェンの“第九交響曲”を演奏するために
ベートーヴェン
ヴィーベルンゲン 伝説に発した世界史
フランツ・リストの交響詩について(マリー・ヴィットゲンシュタイン宛て書簡)
オペラの使命について
俳優と歌手について
美を超えて目覚めるもの―論文『ベートーヴェン』とワーグナーの芸術哲学
著者等紹介
三光長治[サンコウナガハル]
1928年、広島生まれ。京都大学文学部独文科卒業、愛知大学講師、神戸大学助教授、埼玉大学教授、神戸松蔭女子学院大学教授を歴任し、現在、埼玉大学名誉教授、日本ワーグナー協会理事を経て現在、評議員。62~64年ミュンヘン大学に留学
池上純一[イケガミジュンイチ]
1950年、新潟生まれ。東京大学大学院修士課程(比較文学・比較文化専攻)修了。1976~78、95~96年、(西)ドイツ・ボン大学に留学。現在、埼玉大学名誉教授、日本ワーグナー協会理事
松原良輔[マツバラリョウスケ]
1964年、横浜生まれ。東京大学大学院修士課程(独語独文学専攻)修了。現在、埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授
山崎太郎[ヤマザキタロウ]
1961年生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門はドイツ・オペラ(とりわけリヒャルト・ワーグナーの楽劇研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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