魅了されたニューロン―脳と音楽をめぐる対話

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魅了されたニューロン―脳と音楽をめぐる対話

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  • サイズ 46判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588410321
  • NDC分類 761.14
  • Cコード C1073

出版社内容情報

【内容紹介】
2016年に惜しまれつつ逝去した現代音楽界の巨匠ブーレーズとフランスを代表する神経生物学者シャンジュー、ブーレーズ後の世代を担う作曲家マヌリによる刺激的な対話。作曲家・指揮者が音楽を創造するさい、あるいは聴衆が音楽に心を動かされるさい、人間の脳内ではどのような生物学的プロセスが生じているのか。最晩年のブーレーズが辿りついた作曲論、芸術論、科学論が明かされる最後の書物。

【目次】


第一章 音楽とは何か?
音楽と快楽/頭脳的なものと非理性的なもの/ピュタゴラスと不確実性/人間の声、楽器?/声楽と劇作法/フルートからコンピューターへ/音楽と言語/自然あるいは文化?

第二章 「美」のパラドックスと芸術の規則
美と未完/芸術作品と商品価値/新しいもの、新しいもの、新しいもの/科学における進歩、音楽における変革/芸術家の姿/部分と全体/生得的な核と文化的コード/音楽フレーズ/小形式から大形式へ/倹約して/他者への関係/芸術の普遍性?

第三章 耳から脳へ──音楽の生理学
雑音と楽音/動物の音楽/鳥たちの場合/音楽的知覚──習得?/音楽を聴く──頭の中で行なう再構成

第四章 作曲家の頭の中のダーウィン
素材と形式/脳の自発的な活動/創造者の精神的作業/精神的ダーウィニズムと音楽創造/多様性から選択へ/関連性/意図から実現へ/報酬による選択?

第五章 音楽創造における意識と無・意識
美的直観/秩序と無秩序/意識への接近/過去を再創造する/意識的な期待/先取りし、驚かされるがままになる/明─暗/書くという行為/記憶の仕事と仕事の記憶

第六章 音楽的創造と科学的創造
理論と実践/他の分野の寄与/模 倣/学者のモデル、芸術家のモデル/即 興/ひとつの作品から別の作品へ/ドビュッシーの例/音楽、「精神的事象」/芸術と科学の交差点で──IRCAMの創設

第七章 音楽を学ぶ
音楽は生得的なものか?/学ぶ、それは選別することである/音楽家たる乳児/変化していく音楽意識/音楽の習得と一般教育/音楽は生活習慣を和ませるか?

【著訳者プロフィール】
P. ブーレーズ(ブーレーズ ピエール)
(Pierre Boulez)
1925年生まれ。フランスの作曲家、指揮者。第2次世界大戦後の西欧前衛音楽界で指導的役割を果たし、また20世紀音楽を中心に傑出した指揮活動を展開。フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)創設者、初代所長。日本語訳に『意志と偶然』『ブーレーズ音楽論』『参照点』『クレーの絵と音楽』『現代音楽を考える』『標柱』『ブーレーズは語る』『エクラ/ブーレーズ』『ブーレーズ作曲家論選』などがある。2016年逝去。

J.-P. シャンジュー(シャンジュー ジャン ピエール)
(Jean-Pierre Changeux)
1936年生まれ。フランスの神経生物学者。コレージュ・ド・フランス名誉教授、パストゥール研究所名誉教授。日本語訳に『ニューロン人間』『分子と記憶』『考える物質』『理性と美的快楽』『真理を求める人間』『脳と心』がある。

P. マヌリ(マヌリ フィリップ)
(Philippe Manoury)
1952年生まれ。フランスの作曲家。カリフォルニア大学サンディエゴ校名誉教授。パリ国立高等音楽院などに学び、IRCAMでの研究と一連のライヴ・エレクトロニクス作品などで作曲家としての地位を確立。

笠羽 映子(カサバ エイコ)
東京藝術大学大学院修了。パリ第4大学博士課程修了(音楽学博士)。早稲田大学社会科学総合学術院教授。ブーレーズの日本語訳を数多く手がけるほか、訳書にルシュール『伝記 クロード・ドビュッシー』、ストラヴィンスキー『音楽の詩学』『私の人生の年代記』がある。

※上記内容は本書刊行時のものです。

内容説明

作曲家・指揮者が音楽を創造するとき、彼らの脳内ではどのような生物学的プロセスが生じているのか。現代音楽界の巨匠ブーレーズとフランスを代表する神経生物学者シャンジュー、ブーレーズ後の世代を担う作曲家マヌリによる刺激的な対話。

目次

第1章 音楽とは何か?
第2章 「美」のパラドックスと芸術の規則
第3章 耳から脳へ―音楽の生理学
第4章 作曲家の頭の中のダーウィン
第5章 音楽創造における意識と無・意識
第6章 音楽的創造と科学的創造
第7章 音楽を学ぶ

著者等紹介

ブーレーズ,ピエール[ブーレーズ,ピエール] [Boulez,Pierre]
1925年生まれ。フランスの作曲家、指揮者。第2次世界大戦後の西欧前衛音楽界で指導的役割を果たし、また20世紀音楽を中心に傑出した指揮活動を展開。フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)創設者、初代所長。2016年逝去

シャンジュー,ジャン=ピエール[シャンジュー,ジャンピエール] [Changeux,Jean‐Pierre]
1936年生まれ。フランスの神経生物学者。コレージュ・ド・フランス名誉教授、パストゥール研究所名誉教授

マヌリ,フィリップ[マヌリ,フィリップ] [Manoury,Philippe]
1952年生まれ。フランスの作曲家。カリフォルニア大学サンディエゴ校名誉教授。パリ国立高等音楽院などに学び、IRCAMでの研究と一連のライヴ・エレクトロニクス作品などで作曲家としての地位を確立

笠羽映子[カサバエイコ]
東京藝術大学大学院修了。パリ第4大学博士課程修了(音楽学博士)。早稲田大学社会科学総合学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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忽那惟次郎8世

6
ジャン・ピエール・シャンジュの名は知らなかったがパスツール研究所の人でアルベルト・アインシュタイン世界科学省受賞者であることから 相当な方だと思われる 一方でアンドレ・ジョリヴェに作曲を師事していたことがあるらしく いわゆる音楽にも造詣があると思われる フランスではジャック・アタリに代表されるインテリは芸術に造詣の多い人がゴロゴロいる さてこの本はこの高名な学者とピエール・ブーレーズという大作曲家の対談企画だったが ブーレーズの健康状態を考えていわゆる補佐役として作曲家フィリップ・マヌリが入った鼎談という2020/04/05

おだまん

3
ブーレーズの頭の中を覗き見した気分。全然分からないけど。レポンの実演を聴いて彼の偉大さに益々感服。素晴らしいコンポーザーであり、もっともっと彼の音楽を聴きたくなりました。2017/11/13

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