トリオ

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  • サイズ B6判/ページ数 310,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588410307
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0073

内容説明

今日の新しいジャズを創り出した生ける伝説のドラマーの自伝。写真図版多数。ディスコグラフィー付き。

目次

第1章 二人での演奏“OPUS A DUE”(トリオへの一歩、あるいは六〇年代半ばのアルハンゲリスク;ヴィリニュスの都、カフェ「ネリンガ」 ほか)
第2章 企画“CONSILIUM”(トリオのはじまり、そしてソ連のジャズ・フェスティヴァルの周辺では何が起こっていたのか;友人たちについて ほか)
第3章 徐々に“POCO A POCO”(ワルシャワ。トリオの最初の海外への出国。ウィリス・カノーヴァー;トリオの西側への初めての招待、そして、それがソ連でどのように行われたのか ほか)
第4章 さらに続く“POI SEGUE”(トリオ一〇周年;ルーマニアにて ほか)
第5章 だんだんゆるやかに“RITARDANDO”(モスクワ。第一二回若者と学生の全世界フェスティヴァル;オランダ ほか)

著者等紹介

タラーソフ,ウラジーミル[タラーソフ,ウラジーミル] [Tarasov,Vladimir]
1947‐。ドラマー、パーカッショニスト、アート作家。旧ソ連アルハンゲリスクに生まれる。打楽器を独学で習得し、14歳からアルハンゲリスクのエストラーダ(バラエティ・ショウ)・アンサンブルで演奏した。1967年、ヴャチェスラフ・ガネーリンと出会い、リトアニアの首都ヴィリニュスを拠点にデュオで演奏。1971年からウラジーミル・チェカーシンが加わり、GTChトリオとして前衛ジャズを追究する。1987年のトリオ解散後はソロ演奏で独自の世界を切りひらくほか、さまざまなミュージシャンや詩人との共演を重ねる

鈴木正美[スズキマサミ]
1959年生まれ。新潟大学人文学部教授。専門は現代ロシア文化、特にオシップ・マンデリシュターム研究。現代ロシアの音楽、詩、アートの現場をフィールドワークしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

27
☆5。いやはや興味深い本だ。ガネーリン・トリオが活動していた時期の伝記なのだが、当局の(と言えばわかるよね!)理不尽な、というより意味不明な妨害、嫌がらせ、介入、尋問、監視、搾取の数々がこれでもかと出てくる。どうもやってる音楽が嫌いというより理解不能なんで、そんなモノをうっかり許可したくないというお役所感覚なんだろうなあ。ついでにKGBも出てくるぞ。ただの音楽家を何だと思ったんだろう?それでもめげずに(ソ連で)音楽活動を続けたその姿勢に頭が下がります。ちょくちょく出てくるジョークやユーモアにも苦笑、爆笑。2019/08/13

qoop

1
社会主義国家と前衛芸術… その闘争の有様を綴った本書は、腐敗した官僚体制に苦しめられながらも半公式/半非公式な音楽活動を貫いたトリオの活動記録であり、’70〜80年代ソ連の実相を巧みに伝える一冊でもある。また、著者たちの音楽を通じて〈自由=フリー〉の意味も改めて考えさせられる。形式からの脱却が自由なのではない。それは(逆説的だが)形骸化した自由に過ぎない。著者たちの活動を追うことは、自由の本義を理解する一助になるだろう。2016/03/20

工藤 杳

0
まさか法政大学出版局から出るとは(河出感がすごい)。 ソ連後期にアヴァンギャルドでいることのストレスフルな日々がひしひし伝わってきてとても良い(付録の事務テレックスが感動的だ)。レコード一枚国外に出ることが困難だった時代に比して、Apple Musicでかなりの音源を実際に聞けるの、隔世の感がある・・・2016/04/09

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