アブラヤシ農園開発と土地紛争―インドネシア、スマトラ島のフィールドワークから

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  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588377181
  • NDC分類 617.9
  • Cコード C3036

出版社内容情報

パーム油生産の約6割を誇るインドネシアで、違法な入植行為や環境破壊、人権問題が後を絶たないのはなぜか。人類学的調査の成果。

内容説明

私たちの食生活と消費文化に不可欠となったパーム油。しかし、グローバルな生産量の約6割を誇るインドネシアではいまなお、オランダ植民地時代のプランテーション経営や、開発独裁政治に淵源する土地紛争、違法な入植行為や環境破壊、先住民や移民労働者の人権をめぐるトラブルが後を絶たない。集団間の暴力や排除が生じるメカニズムを、長期にわたる現地調査から明らかにする人類学の成果。

目次

アブラヤシ農園開発と土地紛争
第1部 土地紛争の淵源(共有地権の歴史的展開;大農園に有利な土地分配政策への転換)
第2部 アブラヤシ農園開発をめぐる土地紛争の実態(狩猟採集民族オラン・リンバの土地権―巨大アブラヤシ企業への抵抗と生存戦略;共有地権をめぐる闘い―西パサマン県の事例より;アブラヤシ農園開発とニアス人違法入植者排斥事件;違法入植者に土地権はあるのか―クリンチ・スブラット国立公園の事例分析)
第3部 アブラヤシ農園をめぐるヘゲモニー関係(土地紛争と治安機構;アブラヤシ農園ニアス人労働者をめぐるヘゲモニー関係)
土地紛争解決への提言

著者等紹介

中島成久[ナカシマナリヒサ]
1949年鹿児島県屋久島生まれ、高校卒業まで屋久島に居住。1978年九州大学大学院教育学研究科博士課程(文化人類学専攻)中退。1978年九州大学教育学部附属比較教育文化研究施設助手。1982年法政大学第一教養部助教授、教授を経て、2000年国際文化学部教授。2020年大阪大学博士(国際公共政策)、法政大学名誉教授。退職後屋久島に帰郷(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

18
インドネシアの西スマトラでの、パーム油の原料となるアブラヤシ農園開発をめぐる土地紛争の実態を解説。スハルト政権後それまで各民族共同体に認められていた土地の共有地権が否定されるも、スハルト退陣後住民の返還要求が高まり共有地は住民の管理下に置かれたが、事業権は県が握り続けているようだ。他にも土地収用方法や補償の問題、はたまた労働搾取やジェンダーの問題も孕んでいる。とりわけ土地権をめぐる「慣習法共同体」と「先住民族・慣習法社会」双方の概念の違いからくる対立はわかりにくいだけにかなり厄介な印象。2023/04/20

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