出版社内容情報
日中戦争、国共内戦から建国、大躍進、文化大革命へ。激動の二十世紀中国を駆け抜けた名宰相の素顔とは。周恩来の姪が記した評伝。
内容説明
日中戦争、国共内戦から建国、大躍進、そして文化大革命へ。二十世紀中国を駆け抜けた名宰相・周恩来の素顔を実の姪が語る。
目次
第1章 はじめての中南海
第2章 西花庁の兄弟愛
第3章 お年寄りを敬い、養うのは周家の家風である
第4章 国家のニーズに従い、職業を選択する
第5章 愛情の耐えられない軽さ
第6章 「大躍進」の中国、「門前冷落して鞍馬稀に」の西花庁
第7章 「文化大革命」の災い
第8章 苦い栄光
第9章 「家族を連れて無産階級に投降する」
第10章 生誕百年を記念し、さまざまな思いを込めて
著者等紹介
周秉徳[シュウヘイトク]
1937年、ハルビンに生まれる。周恩来の弟・周恩寿(同宇)の長女。12歳のころに親元を離れ、北京・中南海にて周恩来・〓穎超夫妻と10年あまり同居し、子どものいなかった周恩来夫妻に実の娘のように育てられた。共産党員。第9期・第10期中国人民政治協商会議委員。元中国新聞社副社長
王敏[オウビン]
1954年、中国・河北省承徳市に生まれる。周恩来の指示のもと創設された大連外国語大学日本語学部を卒業、四川外国語学院大学院修了。宮城教育大学を経てお茶の水女子大学にて博士号取得(人文科学)。現在、法政大学教授、周恩来夫妻の発案により発足した国際儒学聯合会副理事長、世界華文旅行文学聯会副理事長、国立新美術館評議委員、日中関係史学会評議委員、日本治水神禹王研究会顧問、全日本華人華僑聯合会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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