歴史をどう語るか―近現代フランス、文学と歴史学の対話

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歴史をどう語るか―近現代フランス、文学と歴史学の対話

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  • サイズ 46判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588352362
  • NDC分類 950.2
  • Cコード C1098

出版社内容情報

大革命以降の二世紀間、フランスの文学と歴史学は、旧い世界の神話を解体し、新しい社会の現実を表象・再現・記録しようとしてきた。法や文明を問うユゴーやフロベールらの実験小説、ミシュレからコルバンにいたる社会史、そして近年の「エグゾフィクション」の流行に至るまで、リアリズムと虚構の方法を発明し、互いに深く影響しあった両者の関係を、19世紀文学研究の第一人者が描き出す。

内容説明

革命、戦争、民主主義の時代、文学と歴史は何を使命としてきたのか?大革命以降の二世紀間、フランスの文学と歴史学は、旧い世界の神話を解体し、新しい社会の現実を表象・再現・記録しようとしてきた。法や文明を問うユゴーやフロベールらの実験小説、ミシュレからコルバンにいたる社会史、そして近年の「エグゾフィクション」の流行に至るまで、リアリズムと虚構の方法を発明し、互いに深く影響しあった両者の関係を、19世紀文学研究の第一人者が描き出す。

目次

序論 文学と歴史学の対立を超えて
第1部 文学における歴史の表象(歴史としての現在―リアリズム文学の射程;文学はいかにして歴史の神話を解体するか;文学、法、歴史―ユゴー『死刑囚最後の日』;フロベールと歴史のエクリチュール;第二次世界大戦と現代文学)
第2部 歴史学と文学へのいざない(十九世紀における歴史叙述の思想と詩学;フランス史における英雄像の創出;アラン・コルバンと歴史学の転換;現代の歴史家と文学の誘惑)

著者等紹介

小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年生まれ。東京大学大学院博士課程中退、パリ・ソルボンヌ大学文学博士。現在、慶應義塾大学教授。専門は近代フランスの文学と文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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shusaw

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本書は歴史を排したヌーヴォー・ロマンや歴史を叙述の問題に還元した言語論的転回の後で営まれる文学と歴史学の関係を論じたものである。とりわけ19世紀フランスのリアリズム文学を専門とする著者は、フロベールやユゴーを論じるとともに、現代においてリアリズム文学を実践するローラン・ビネの『HHhH』やジョナサン・リテルの『ユダヤ人大虐殺の証人ヤン・カルスキ』などを取り上げる。このようなエクゾ・フィクションと呼ばれる物語のなかで創作中の作者のいわば舞台裏を見せる手法が、現代の歴史家にも影響を与えていると著者は指摘する。2022/11/18

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