出版社内容情報
脂粉の香・甘美の香・幽玄の香など、失われつつある香料の匂いが歴史の中でどのような役割を果たしてきたか。――香料にまつわる東西のエピソードで綴る風俗の歴史。<初版1977年>
内容説明
脂粉の香・甘美の香・幽玄の香など、失われつつある香料のにおいが、かつて人間生活においてどのような役割を果たしてきたか―香料に関する歴史上のエピソードや、その東西交渉史にまつわる知られざる事実の数々を語りながら、欲望に彩られた風俗の世界を渉猟する。―『香料』『南海香薬譜』『香薬東西』『スパイスの歴史』とともに香料史研究五部作をなす。
目次
第1部 脂粉の香
第2部 甘美の香
第3部 幽玄の香
第4部 味覚の匂い
第5部 雑篇
著者等紹介
山田憲太郎[ヤマダケンタロウ]
1907年長崎県に生まれる。1932年神戸商業大学卒業。22年間香料会社に勤める。名古屋学院大学教授。1950年文学博士。1977年日本学士院賞受賞。1983年2月死去
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