出版社内容情報
幕末からアジア・太平洋戦争後に至るまで、多くの医師資格をもつプロテスタント宣教師がアメリカより日本に派遣され、医療を通じて人々にキリスト教を広めていった。ドイツの強い影響下にあった明治期以降の日本医学界において、アメリカ人医療宣教師たちはいかにその活動を拡大していったか。日々の診療のみならず、医学・看護教育、慈善事業・公衆衛生事業など多岐にわたる彼らの活動とその変遷を検証する。
内容説明
医療とキリスト教の総合史へ。幕末からアジア・太平洋戦争後にいたるまで、多くの医師資格をもつプロテスタント宣教師がアメリカより日本に派遣され、医療を通じて人々にキリスト教を広めていった。医学・看護教育、慈善事業・公衆衛生事業など多岐にわたるアメリカ人医療宣教師たちの活動とその変遷を検証する。
目次
序章 アメリカ・プロテスタントの日本宣教と医療宣教
第1章 医療宣教の始まり
第2章 医療宣教の広がり
第3章 医療宣教の変化
第4章 女性医療宣教師
第5章 宣教看護婦
第6章 セブンスデー・アドベンチスト教会の医療宣教
第7章 アメリカ聖公会の医療宣教
第8章 民間からの戦後医療改革
第9章 戦後の医療宣教
終章 医学史・ミッション史におけるアメリカ人医療宣教師
著者等紹介
藤本大士[フジモトヒロシ]
1987年生まれ、福岡県鞍手町出身。2010年、早稲田大学人間科学部卒業(科学史・科学論)。2019年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(科学史・科学哲学)。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員(DC1)、イェール大学、ハーバード・イェンチン研究所、ベルリン自由大学フリードリッヒ・マイネッケ研究所、シンガポール国立大学など客員研究員、名古屋経済大学非常勤講師を経て、2021年4月より日本学術振興会特別研究員(PD)(受入機関:京都大学大学院教育学研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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