内容説明
徳川300年の異形の王権の背後に潜む呪術・宗教的要素を浮彫りにするとともに、江戸の東照大権現から近代天皇制の御真影に至る王権のコスモロジーを解明する。
目次
御真影―東照大権現から近代天皇制へ
夢幻王権論―東照大権現と家光・天海
家康神格化の秘儀―東照宮に隠された王権祭祀のコスモロジー
江戸の呪的コスモロジー―都市の聖空間と他界
日光千人武者行列―徳川王権の草創神話劇
聖地としての日光―北の思想と出羽三山の神霊勧請
著者等紹介
内藤正敏[ナイトウマサトシ]
1938年東京生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。東北芸術工科大学大学院教授、東北文化研究センター研究員。写真家、民俗学者。土門拳賞、日本写真協会年度賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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