叢書・歴史学研究<br> 楽市論―初期信長の流通政策

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叢書・歴史学研究
楽市論―初期信長の流通政策

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  • サイズ A5判/ページ数 300,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588250552
  • NDC分類 672.1
  • Cコード C3321

内容説明

尾張統一から美濃併合を経て、上洛・石山合戦に至る過程で、織田信長が発した、岐阜・金森・安土宛て「楽市令」はじめ、熱田八カ村、知多郡・篠島商人、尾張鋳物師、瀬戸商人団等々宛て、流通政策文書を精細に解読・分析する。「免許」「免除」文言の同一視、小野晃嗣らによる「完全な課税免除の市場」という定説、それらに依拠した諸研究、とくに近年勝俣鎮夫・網野善彦らが強調した「無縁」「縁切り」原理の根拠を批判的に検証、近世城下町における「道路強制」も石山合戦時の信長の経済政策に淵源することを実証して、楽市楽座研究に斬新な問題提起を行なう。

目次

序 楽市論への招待
1 尾張統一へ―往反の自由(熱田八カ村宛て制札―都市熱田の成立;知多郡・篠島商人宛て自由通行令―保護の見返り;水野太郎左衛門―鋳物師の縄張り ほか)
2 美濃併合へ―楽市令の登場(尾張二宮宛て定書―信清と弓矢徳政;富士大宮楽市令―今川権力の排除;上加納楽市令―寺内町から楽市場へ)
3 上洛から石山合戦へ―市場強制・道路強制(苻中府宮宛て定書―通行の自由から強制へ;金森楽市令―寺内町の換骨奪胎;安土楽市令―大坂並体制の克服)

著者等紹介

安野眞幸[アンノマサキ]
1940年横須賀に生まれる。64年東京大学文学部卒業。73年東京大学大学院国史学博士課程満期退学。76年弘前大学教養部講師。2006年弘前大学教育学部教授定年退職。同年聖徳大学人文学部歴史文化コース教授。著書に『バテレン追放令』(日本エディタースクール出版部、89年。サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。