ものと人間の文化史<br> 温室

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ものと人間の文化史
温室

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588215216
  • NDC分類 624
  • Cコード C0320

出版社内容情報

●内容紹介(版元ドットコムより)
温室は明治時代に欧米から輸入されたものという印象があるが,じつは江戸時代半ばから「むろ」という名の保温設備はあった.一大園芸ブームが起きた文化文政期には,本草学者や大名がこぞってむろの改良に取り組む.明治時代に入ると上流階級の社交の場になったり,大衆小説の舞台になるなど広く浸透し,各地の学校で教育のため建設されるようになった.〔文化史・園芸〕

●目次(版元ドットコムより)
  第I部 江戸時代のむろ
第一章 温室登場以前の防寒施設──むろの登場以前
 『花壇地錦抄』
 『花譜』・『菜譜』
 むろの語の登場
第二章 唐むろの登場──十八世紀後半~十九世紀前半
 『草木育種』
 『草木育種』の唐むろ
 行灯むろ
 ガラス障子
第三章 むろを使う人たち
 本草学者による和風温室「むろ」の記録
 本草学者の興味を惹いた植物
 大名庭園のむろ

  第II部 進化するむろ
第四章 穴蔵と洞窟型むろ
 洞窟型の温室
 発掘された植木屋のむろ
 むろで栽培した植物──竜眼と茘枝
第五章 岡むろの普及
 『金生樹譜別録』
 『安政年代駒込富士神社周辺之図』
 『南総里見八犬伝』に見る岡むろ
第六章 帯笑園のむろ
 沼津原宿「帯笑園」
 帯笑園の植木むろ
 客をもてなす空間としての温室
 学者間の情報

  第III部 身近な温室へ
第七章 近代温室への模索
 岡むろのガラス
 文部省博覧会事務局の温室「煦塘」
 小石川植物園の温室
 温床
第八章 二十世紀の幕開け
 博覧会と温室
 華族と温室
 大隈重信邸の温室
 啓蒙小説『食道楽』
第九章 文学に見る温室
 観光地と温室
 文学作品に見る温室
第十章 より身近な温室へ
 関東大震災後の復興
 誰にでもできる温室
 現代の温室の復元

内容説明

本草学者や大名がこぞって改良に取り組み、『南総里見八犬伝』では犬士の監禁場所となり、大隈重信邸の社交場にもなった、知られざるさまざまな姿を照らしだす。

目次

第1部 江戸時代のむろ(温室登場以前の防寒施設―むろの登場以前;唐むろの登場―十八世紀後半~十九世紀前半;むろを使う人たち)
第2部 進化するむろ(穴蔵と洞窟型むろ;岡むろの普及;帯笑園のむろ)
第3部 身近な温室へ(近代温室への模索;二十世紀の幕開け;文学に見る温室;より身近な温室へ)

著者等紹介

平野恵[ヒラノケイ]
1965年大阪府生まれ。明治大学大学院文学研究科史学専攻博士前期課程修了。総合研究大学院大学文化科学研究科日本歴史研究専攻博士後期課程単位修得満期退学。博士(文学)。台東区文化財保護調査員、文京ふるさと歴史館専門員、明治大学兼任講師、台東区立中央図書館郷土資料室専門員を経て、現在、さいたま市大宮盆栽美術館主任学芸員。国立歴史民俗博物館くらしの植物苑展示プロジェクト委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。