内容説明
雪中に芽吹いて春を告げる若菜に大地の生命力を感じ、食生活にも取り入れてきた古人たちの知恵を探る。
目次
第1章 春の七草―初春の健康食の習俗
第2章 セリ(芹)―栽培野菜への進化途上
第3章 ナズナ(薺)―幼時は愛らしいナズナも、のちはペンペン草と
第4章 ハハコグサ=ゴギョウ(母子草・御形)―わが国の正史が命名を記録
第5章 ハコベ(繁縷)―生命力旺盛な越年草
第6章 タビラコ=ホトケノザ(田平子・仏の座)―数葉の円座が仏の座
第7章 カブ=スズナ(蕪・菘)―『古事記』時代からの栽培野菜
第8章 ダイコン=スズシロ(大根・清白)―最も多用される野菜
著者等紹介
有岡利幸[アリオカトシユキ]
1937年、岡山県に生まれる。1956年から1993年まで大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事。1993~2003年3月まで近畿大学総務部総務課に勤務。2003年より(財)水利科学研究所客員研究員。1993年第38回林業技術賞受賞。著書に『松と日本人』(人文書院、1993、第47回毎日出版文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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