ものと人間の文化史
鮭・鱒〈2〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 p271/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588213328
  • NDC分類 664.61
  • Cコード C0320

内容説明

鮭・鱒漁の時期とそれにともなう行事、鮭捕り衆の生活などを聞き取りによって再現し、伝説や「送り」の儀礼に見る魚と人間の精神的交流の世界をも描き出す。

目次

第3章 鮭川―面の占有(越後荒川の鮭捕り衆;信濃川・阿賀野川の鮭川 ほか)
第4章 鮭・鱒の増殖―伝承認知の応用(新潟県の鮭・鱒孵化事業;北海道の鮭・鱒孵化事業 ほか)
第5章 鮭の精神世界―伝承の時間と空間(鮭のオオスケ譚誕生の背景;鮭の終漁儀礼と「送り」 ほか)
第6章 鮭・鱒の栄養(鮭の料理;アイヌの鮭料理 ほか)
終章 鮭・鱒の帰属(鮭・鱒は誰のものか;鮭・鱒の生態と儀礼の変容 ほか)

著者等紹介

赤羽正春[アカバマサハル]
1952年長野県に生まれる。明治大学卒業、明治学院大学大学院修了。新潟県教育公務員。文化行政課在勤中に奥三面遺跡群の調査に携わる。専攻は民俗学・考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

22
庄内地方で鮭の人工ふ化に取り組みだした頃、稚魚の餌は蚕の蛹を乾燥して粉にしたやつ。そういや新潟で錦鯉の養殖してて餌にしたのも蚕だって聞いたことがある。卵が白く濁ってくるとまわりまで腐るので、人を呼んで一生懸命取り除くってやつ、私、メダカの卵でさんざんやったから知ってるわ…。霜月15日は川魚の王であるオオスケが一族を率いて海から遡上するので、川仕事は一切休みにして姿を見てはならないという各地に散らばるオオスケ伝説。料理法もたくさん。鮭っておっきいから獲れるとお腹いっぱいが約束されて幸せだよね。面白かった。2023/04/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1511185
  • ご注意事項