ものと人間の文化史
鮭・鱒〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588213311
  • NDC分類 664.61
  • Cコード C0320

内容説明

鮭・鱒をめぐる民俗研究の前史から現在までを概観するとともに、多彩な漁法と漁具、漁場と社会組織の関係を明らかにし、溯上の実態や鮭待ちの民俗におよぶ。

目次

序章 鮭・鱒をめぐる民俗研究(鮭・鱒民俗研究前史;鮭・鱒民俗研究の本格化;鮭・鱒民俗研究の現在 ほか)
第1章 鮭・鱒の漁法―体躯の延長と有効性(川漁の姿;鮭・鱒の捕り方;サケタタキ棒 ほか)
第2章 鮭・鱒の溯上実態―習性伝承の認知(鮭の早生と晩生;食料としての鮭;鮭溯上の時期 ほか)

著者等紹介

赤羽正春[アカバマサハル]
1952年長野県に生まれる。明治大学卒業、明治学院大学大学院修了。新潟県教育公務員。文化行政課在勤中に奥三面遺跡群の調査に携わる。専攻は民俗学・考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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1巻は主として鮭鱒漁の紹介。魚は腹側にあんまり神経がないので、上向きに鈎を沈めといてひっかかったら引き上げる。丸木船にのり、三又のヤスでドスって突いて取るのは現在の日本はどこにもなく、アムール川添いのウリチの人たちがやってる。北越雪譜には信濃川でこの漁の図がある。産卵まで5日くらいあるメスを真綿で紡いだ糸を通した囮とし、寄ってくるオスを片っ端から鈎や網で取る囮漁。柳を削ってつくったアイヌのサケタタキ棒(イサバキクニ)で頭を一発殴って取る漁。…アシリパさんで再現されました。本当にありがとうございました。2023/03/11

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