ものと人間の文化史
漆(うるし)〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588213120
  • NDC分類 752.2
  • Cコード C0320

内容説明

遺跡や寺院等に遺された漆器の分析を通してその技術の系統を探るとともに、絵巻物や文学作品を考証して、職人や産地の形成、地場産業としての漆工芸発展の経緯を描く。材料科学、歴史、考古、民俗等にわたる学際的研究の成果を示す。

目次

第12章 戦国~近世初期の漆器(近世初期の精製漆工房―岩手県飛鳥台地1遺跡・五庵2遺跡;食漆器が過半数を占める東北屈指の城跡―福島県河股城跡 ほか)
第13章 近世漆器の展開(大聖寺藩筆頭家老佐分家屋敷跡の漆器―石川県八間道遺跡;悲しき雛道具―石川県木ノ新保遺跡;丹沢山中の漆器と漆濾殻―神奈川県宮ヶ瀬遺跡群;幕末三島の消費漆器―静岡県御殿川流域遺跡群;大和・吉野絵の漆器)
第14章 漆器産地の形成(輪島塗産地の形成と発展;琉球漆器の始原)
第15章 絵巻物と文学世界の漆器(絵巻物と漆器;ジャパン―外国人が見た漆器;谷崎潤一郎『陰翳礼讃』に潜むもの)

著者等紹介

四柳嘉章[ヨツヤナギカショウ]
1946年、石川県に生まれる。國學院大學史学科卒業。漆器文化財科学研究所所長、美麻奈比古神社宮司(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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