出版社内容情報
粉体の研究をライフワークとする著者が人類文明を粉の視点から描き出した壮大なスケールの文明の粉体史観。
内容説明
粉食の発明からナノ微粒子の発見まで、素材を粉に加工する知恵と技術は人類文明にはかり知れない役割を果たしてきた。粉体の研究をライフワークとする著者が、粉にかかわるさまざまな文化を探りつつ壮大な“文明の粉体史観”を展開する。
目次
第1章 粉とは
第2章 時間を実感できるタイムスケール
第3章 大地は火薬製造工場だった
第4章 二種の石臼伝来
第5章 開花した日本の粉の文化
第6章 日本の食文化の伝統
第7章 二〇世紀を演出した粉
第8章 粉のダイナミックス
第9章 鳴き砂と石臼は親類
第10章 二一世紀はナノ微粒子の時代
著者等紹介
三輪茂雄[ミワシゲオ]
1927年岐阜県に生まれる。名古屋大学工学部卒業。工学博士、昭和電工を経て同志社大学教授。同大学名誉教授。日本粉体工業協会名誉会員。粉体工学専攻。粉体工学会名誉会員
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