出版社内容情報
アサ,クズ,シナ,コウゾ,カラムシ,フジなどの草木の繊維から,どのようにして糸を採り,布を織っていたのか??聞書きをもとに忘れられた技術と文化を発掘する。
内容説明
アサ、クズ、シナ、カラムシ、フジ、バショウなどの草木の繊維から、人々はどのようにして糸を採り、布を織っていたのか―北海道から沖縄まで「布の里」をめぐる旅の中で知られざる布の文化と出会い、草木のぬくもりに布の原点を発見する「草木布発見紀行」。
目次
神御衣祭の織物―三重県松阪市 静岡県三ケ日町 愛知県豊橋市
藤布を織る山の里―京都府宮津市
「南都随一」といわれた奈良晒―奈良市 奈良県月ケ瀬村
太布を織る村―徳島県木頭村
麁服貢進の村―徳島県木屋平村 徳島県山川町
孤島で織るクズとフヨウの布―鹿児島県甑島
清涼の芭蕉布―沖縄県大宜味村 鹿児島県奄美大島
先島で織る布―沖縄県平良市・石垣市
パイナップルの葉脈繊維を織る
輝いていた女性たち―おわりに