出版社内容情報
全国各地の〈藍の里〉を訪ねて,藍栽培から染色・加工のすべてにわたり,藍とともに生きた人々の伝承を克明に描き,風土と人間が生んだ〈日本の色〉の秘密を探る。
内容説明
北海道から沖縄まで、日本各地の〈藍の里〉を訪ねて、藍を育て、藍とともに生きた人々の伝承を克明に記録し、藍栽培から染色・加工のすべてにわたり、風土と人間が年月をかけて生み出した「日本の色」の秘密をさぐる。
目次
藍の色
北海道の藍作農家の歳月
一枚の木札の発見から、阿波の市場町へ
吉野川の流域を歩く
阿波の藍師・佐藤家の人びと
万葉の山藍で藍色を染める人―田辺市
琉球藍で泥藍をつくる
木桶で染める栗駒山麓の藍染
秋葉神社に狛犬を奉献した藍商人―栃尾市
武州青縞の名残りと熊谷の染色―利根川流域
江戸の粋・印半纒を染める紺屋―八潮市〔ほか〕