出版社内容情報
精神分析学における夢の解釈,コールリッジをはじめとする古今の文学作品に描かれた魂の夜の深さを語り,歴史における夜の役割から現代の都市の夜の考察におよぶ。
目次
1 序説・光よ、在れ
2 踊り場の闇
3 睡眠実験室
4 夢を見る(生理学;夢の解釈 ほか)
5 治安維持
6 夜のフクロウ
著者等紹介
アルヴァレズ,アルフレッド[Alvarez,Alfred]
1929年に生まれる。イギリスの詩人、作家、批評家。オックスフォード大学コーパス・クリスティー・カレッジを卒業後、現代英米詩人を論じた『The Shaping Spirit』(1958年)によって登場し、つづいて研究書『The School of Donne』(1962年)を執筆した。その後は離婚問題やポーカー、北海油田問題、さらには登山にいたる広い題材にわたるノンフィクション作品に加え三篇の小説を発表し、高い評価を受けている。とりわけ自らの自殺未遂の体験をもとに、プラスやベリマンなど自殺したアメリカの現代詩人を素材にした『The Savage God:a Study of Suicide』(1971年)はベストセラーになった。現在はロンドンに在住し、『ニューヨーカー』の常連寄稿者でもある
工藤政司[クドウマサシ]
1931年に生まれる。1958年、弘前大学文理学部卒業。現在、東京国際大学経済学部教授。主要訳書に、スタイナー『真の存在』、シンガー『愛の探求』『人生の意味』、ハリスン『買い物の社会史』、チュダコフ『年齢意識の社会学』(共訳)、ヒューストン『白い夜明け』(以上法政大学出版局)、オースティン『エマ』(上下、岩波文庫)、グレーヴズ『さらば古きものよ』(上下、岩波文庫)、スタイナー『G.スタイナー自伝』(みすず書房)、ネルキン/リンディー『DNA伝説』(紀伊国屋書店)、ディーネセン『不滅の物語』、フラー『巡礼たちが消えていく』(国書刊行会)、ショー『乱れた大気』(マガジンハウス)『ローマは光のなかに』(講談社文庫)、その他がある
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はなよ