出版社内容情報
西洋哲学の歴史にラディカルな他者・外部性・責任の思考をもたらし、20世紀の倫理学そのものを一変させたレヴィナス。そのユダヤ人思想家としての歩みをたどり、哲学上の基本概念・主要著作を最新視点から概観する。いま喫緊とされる医療・福祉分野での実践やフェミニズムとの関わりなどをはじめ、各分野における重要論点を盛り込んだ決定版の入門書、レヴィナス協会の全面協力を得て刊行!
内容説明
全体主義の暴力に抗して他者への責任と倫理を語り続けた哲学者のすべて。西洋哲学の歴史にラディカルな他者・外部性・責任の思考をもたらし、20世紀の倫理学そのものを一変させたレヴィナス。そのユダヤ人思想家としての歩みをたどり、哲学上の基本概念・主要著作を最新視点から概観する。いな喫緊とされる医療・福祉分野での実践やフェミニズムとの関わりなどをはじめ、各分野における重要論点を盛り込んだ決定版の入門書、レヴィナス協会の全面協力を得て刊行!
目次
第1部 来歴(一九二〇年代 リトアニアからフランスへ;一九三〇年代 フライブルクからパリ、そして戦場へ ほか)
第2部 基本概念・基本事項(不安と吐き気;ある ほか)
第3部 著作解題(レヴィナス著作マップ;タルムード講話およびフランス語圏ユダヤ知識人会議一覧)
第4部 開かれるレヴィナス(レヴィナスと哲学史1 (古代~中世)
レヴィナスと哲学史2 (近代) ほか)