内容説明
「ドイツ観念論の偉大な体系的哲学者」ヘーゲルは、生前には五つの作品しか出版せず、その他の膨大な著作群の多くは弟子や聴講者たちによる講義録であった。1991年に編集された本書は、従来恣意的に校訂されてきたヘーゲル講義録著作の生成過程を見直し、その再編集を迫った論集であり、現在刊行中の全集の基礎であるとともに、今後の研究の土台をなす不可欠の資料である。
目次
ヘーゲル研究
ヘーゲルの講義録
イェーナ大学での講義
論理学講義(一八一七年)
論理学・形而上学講義
自然哲学講義
主観的精神の哲学講義
法哲学講義
法哲学講義(一八二一/二二年)
世界史の哲学講義
世界史の哲学講義(一八二二/二三年)
美学講義(一八二〇/二一年)
美学・芸術哲学講義
哲学史講義
ヘーゲル学派の講義
著者等紹介
ペゲラー,オットー[ペゲラー,オットー] [P¨oggeler,Otto]
1928‐2014年。ボーフム大学教授、ヘーゲル文庫所長
寄川条路[ヨリカワジョウジ]
1961年、福岡県生まれ。ボーフム大学大学院修了、文学博士。現在、明治学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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