目次
第1編 ディオニュソス哲学の地下通路から(ディオニュソス的絶対者の謎―ヘーゲルからアジアへの地下通路を踏み歩く;ドイツ近代哲学史におけるディオニュソス神話;ニーチェの根源一者;ディオニュソスへの解放としての「神の死」)
第2編 仮面と仮象をめぐって(ドイツ哲学における基体主語の解体;仮象―深さからして表面的;幻影の哲学者ニーチェ;創造的言語としての音声形象;仮象論としての現象学)
第3編 ニーチェの行為論の再構築(身体自己と目的意識との関係;ニーチェの身体論;自己創造としての行為;自己創造としての命名)
第4編 ヘーゲルの行為論の再構築(自己意識の本質としての運命的行為;「欲望一般」としての自己意識;近代日本におけるヘーゲルの行為論的再構築;現代日本の内閉の行為的考察)
著者等紹介
山口誠一[ヤマグチセイイチ]
1953年、東京生まれ。現在、法政大学文学部哲学科教授(ドイツ哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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