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西田哲学の論理と方法―徹底的批評主義とは何か

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588150371
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C3010

出版社内容情報

フィヒテや新カント派,井上哲次郎や田邊元ら,同時代の哲学との対話と対決を通じて,「純粋経験」から「場所」の論理へ,西田哲学の形成期を跡づける意欲的論考。

内容説明

従来、宗教的あるいは東洋的な側面が強調されてきた西田哲学、それに抗して、哲学としての厳密な論理と徹底的批評主義という方法に光を当てた待望の書。井上哲次郎や田辺元、フィヒテ、新カント派などとの対話と対決を通じて、「純粋経験」から「場所」の論理への歩みを跡づけ、西田哲学本来の姿を浮き彫りにする。新地平を拓く意欲的思考。

目次

序論 いま西田哲学に問うべきこと
第1章 「直接の知識」と哲学的方法論―『善の研究』
第2章 方法論的考察への端緒―『自覚に於ける直観と反省』より『芸術と道徳』へ
第3章 場所的論理の生成とその方法としての徹底的批評主義―『働くものから見るものへ』より『一般者の自覚的体系』へ
第4章 徹底的批評主義の論理―『無の自覚的限定』へ
結論 厳密な学としての西田哲学

著者等紹介

板橋勇仁[イタバシユウジン]
博士(哲学)。立正大学文学部講師、西田哲学会理事。1971年東京都に生まれる。1994年上智大学文学部哲学科卒業。2000年同大学院哲学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員(PD)。2002年度より現職。専門は哲学、近代日本思想
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